

受け身構文
受け身構文は“被bèi”“让ràng”“叫jiào”などを使って作ります。それらの受け身を表す言葉を文中に加えるだけの簡単な構文ですのでしっかり覚えましょう。
受け身構文の使い方
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受け身の文を受け身でない形にすると、(する側)と(される側)が入れ替わります。
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bàba nònghuài wǒdediànnǎo le dàfēng chuī kāi chuānghu le
爸爸 弄坏 我的电脑 了。 ⇔ 大风 吹 开 窗户 了。
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介詞“被bèi”を用いる受け身構文で、(する側)が一般的な人であったり、特にそれを言う必要がない場合には(する側)を省略することができます。
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wǒ de qiánbāo bèi tōu le
我 的 钱包 被[省略]偷 了。 (私の財布が盗まれました。)
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“让ràng”“叫jiào”も受け身構文に“被bèi”のように使うことができますが、“让ràng”“叫jiào”はより口語的で会話中によくつかわれます。
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受け身構文の動詞は、その後ろにプラスアルファ「~された」結果を表す何らかの成分を伴わなければならず、Vがそのまま“弄”や“吹”のままでは文が終われません。たとえば“弄坏”の“坏”、“吹开”の“开”がそれに当たります。
“被bèi”は漢字の意味の「被害を被(こうむ)る」の通り、「よくないことをされる」ときに使われます。この意味が“被bèi”を用いて表現するときの基本的な意味で、受け身を表すよりは、むしろ「被害を被る」の方の意味の比重のほうが大きいのです。たとえば例の場合、「壊されてしまって不本意だ」「開けたくないのに吹いて開けられた」のニュアンスを含みます。
ただ、現在では下の例のようにだんだんとこの「被害を被る」の制限から抜け出してつかわれるようにもなってきています。
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diànnǎo bèi tā xiū hǎo le
电脑 被 他 修 好 了。 (パソコンは彼によって修理されました。)
副詞や能願動詞の位置
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(否定の)副詞・能願動詞ともに“被bèi” “让ràng”“叫jiào”の前に置きます。
